カム部品現物のCAD化
カムの主な種類
① 板カム(平面カム)
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円盤形状の外周や溝で動きを作る
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最も一般的
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比較的設計・加工が容易
📌 用途
小型自動機、間欠動作、位置決め
② 円筒カム(溝カム)
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円筒側面の溝でフォロワを動かす
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回転+直線運動を高精度に生成
📌 用途
高速自動組立機、電子部品装置
③ 端面カム
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円盤の「面」でフォロワを押す
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剛性が高く、荷重に強い
📌 用途
プレス送り、重量物搬送
④ グロボイドカム(立体カム)
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立体的な溝形状
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多軸・複雑動作を1カムで実現
📌 用途
インデックス装置、回転分割機
フォロワ(従動子)の種類
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ナイフエッジ:安価だが摩耗大
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ローラフォロワ:摩擦小・長寿命(主流)
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フラットフォロワ:面接触で安定
👉 量産機ではローラ一択が現実的です。
カム設計で最重要なポイント(実務)
① カム曲線(モーションカーブ)
動きの「質」を決めます。
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等速(× 衝撃大)
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単弦運動
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サイクロイド
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修正台形加速度(実務で多い)
📌 重要
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加速度・ジャーク(加加速度)を抑えないと
→ 振動・騒音・摩耗・破損につながる
② 接触応力・摩耗
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面圧計算(ヘルツ応力)
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潤滑(グリス or オイル)
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表面処理(焼入れ・窒化・DLC)
➡ カムは「形状×材料×表面」の総合設計
③ 加工・製作現場のリアル
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CAMデータ精度がそのまま動きに出る
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溝底R・エッジ処理が寿命を左右
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組立時の芯ズレ=即トラブル
📌 3D CAD+運動解析(MBD)必須
昔の作図カムは今はほぼ使われません。
カム vs サーボ(よくある比較)
| 項目 | カム | サーボ |
| 再現性 | ◎ | ○ |
| 高速性 | ◎ | △ |
| 柔軟性 | △ | ◎ |
| 初期調整 | △ | ◎ |
| 量産安定性 | ◎ | ○ |
👉 「同じ動きを何万回も」ならカムが勝つ
最近のトレンド(現場感)
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デジタルカム(サーボ+カム曲線)
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カム形状のCAE最適化
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