スタースフィア

スタースフィア(STAR SPHERE)プロジェクトは、ソニー、東京大学、およびJAXA(日本航空宇宙研究開発機構)による共同プロジェクトです。このプロジェクトの目的は、一般の人々が宇宙から地球を撮影できるようにすることです。このプロジェクトでは、超小型人工衛星「EYE」が使用されています。

「EYE」は6U(10x20x30cm)サイズの衛星で、軌道高度は約500kmです。この衛星には、ソニー製のフルサイズカメラが搭載されており、28-135mmの焦点距離を持つレンズが付属しています。このカメラを使用して、4K動画および静止画の撮影が可能です。

ユーザーは、撮影シミュレータと呼ばれるツールを使用して、衛星の軌道やカメラの設定を事前に計画できます。撮影シミュレータを通じて、ユーザーは衛星がいつどの場所を飛ぶのかを確認し、撮影したい構図やカメラワークを計画することができます。このシミュレータは、撮影したい場所の地名を入力することで、その場所を通過する時間帯をすぐに確認することができます。

「EYEコネクト」というWebアプリケーションを通じて、ユーザーは「EYE」に撮影指示を送ることができます。指定された時間に撮影が行われ、その後、撮影された画像はダウンロード可能です。ただし、衛星の姿勢制御の一部に問題が発生したため、衛星のカメラは常に太陽の反対側を向いている状態で固定されており、撮影可能な範囲には制限があります。

このサービスは、感動や創造の場を宇宙に広げることを目指しており、2024年3月から期間限定で一部のユーザーに提供される予定です。興味のある方は、STAR SPHEREクルーへのアカウント登録が必要になります。

STAR SPHERE プロジェクトの芸術的表現です。この画像は、ソニー、東京大学、JAXAの共同研究の一環として、ソニーのフルフレームカメラを搭載し、地球を周回する小型衛星「EYE」を描いたものです。

 

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