フィギュア人形の製作は、キャラクターや人物の形状を立体化し、造形・複製・塗装を経て完成させる工程です。近年は、手作業による原型製作だけでなく、3Dスキャンや3DCAD、3Dプリンターを組み合わせたデジタル製作も広く使われています。
一般的な流れは、まずイラスト・写真・実物などをもとにデザインを決め、全体のプロポーションやポーズを設計します。次に、粘土やパテで原型を造形する方法、または3DCAD・3DCGでデジタル原型を作成する方法があります。人物や既存の立体物を再現する場合は、3Dスキャナーで形状を採取し、メッシュデータを修正して原型データに利用することも可能です。
主な製作工程は、①デザイン・資料準備 → ②原型造形 → ③3Dデータ調整 → ④3Dプリントまたは型製作 → ⑤樹脂などで複製 → ⑥研磨・表面処理 → ⑦塗装 → ⑧組立・仕上げとなります。量産品では、原型からシリコーン型や金型を製作し、PVC、ABS、レジンなどの材料で成形します。
特に3Dスキャンを活用すると、人物、マスコット、彫刻、既存フィギュアなどの複雑な自由曲面を効率よくデジタル化でき、サイズ変更、ポーズ修正、左右対称化、部品分割、台座追加、複製用データ作成などにも展開できます。完成した3Dデータを保存しておけば、再製作やサイズ違いの商品展開にも活用できます。
