車両系建設機械

車両系建設機械部品の3dスキャン例

建機部品の現物から3次元CAD作成


車両系建設機械は、建設現場などで使用される車両のうち、一定の作業を行うための機能を持った機械の総称です。これは日本の労働安全衛生法などでも定義されており、以下のような特徴や種類、資格が関係します。


■ 車両系建設機械とは?

車両系建設機械は、次のような特徴を持つ機械です:

  • 自走式の建設機械(車輪またはクローラで移動する)

  • 土木・建設作業に使われる

  • 労働災害防止の観点から、法律で一定の操作資格が求められる


■ 主な種類(作業の内容による分類)

● 整地・運搬・積込み用

  • ブルドーザー

  • ホイールローダー

  • スクレーパー

  • モーターグレーダー

● 掘削用

  • 油圧ショベル(バックホウ)

  • ドラグライン

  • クラムシェル

● 締固め用

  • ロードローラー

  • タンデムローラー

  • 振動ローラー

● 基礎工事用

  • パイルドライバー(杭打機)

  • アースオーガー


■ 操作に必要な資格・講習

作業内容や機械の規模によって以下が必要になります:

● 車両系建設機械運転技能講習(修了証が交付される)

  • 機体質量3t以上の車両系建設機械の操作に必要

● 特別教育

  • 機体質量3t未満の小型機械の操作に必要


■ 関連法令

  • 労働安全衛生法

  • 労働安全衛生規則

    • 第36条~第38条:技能講習や特別教育の受講義務

  • 車両系建設機械運転技能講習規程


■ よくある用途

  • 土木工事(道路・トンネル・堤防)

  • 建築現場での掘削や整地

  • 災害復旧作業(がれき除去など)

  • 林業・鉱山など特殊な環境での作業

 

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