3Dスキャン出張サービス|工業部品を現地でデータ化
工業向け3Dスキャン出張サービス
大型設備、金型、産業機械部品、治具、建設機械部品など、持ち出しが難しい対象物を現地で3Dスキャンします。非接触で形状を計測し、点群データやポリゴンメッシュ、用途に応じたCADデータとして活用できるデジタルデータへ変換します。
図面が残っていない旧設備の部品、摩耗した金型、修理・改造前後の比較、品質検査用の形状取得などにも対応可能です。対象物の大きさや材質、設置環境に合わせて計測方法を選定し、現場での作業負担を抑えながら必要な精度のデータ取得を目指します。
このような課題に対応します
- 大型の金型や設備部品を持ち出せない
- 古い機械の図面が紛失している
- 摩耗・変形した部品を修理または再製作したい
- 現物からCADデータを作成したい
- 金型修正前後や設計データとの差を確認したい
- 品質検査、偏差解析、寸法確認に使いたい
- 海外製・旧型設備の交換部品を再現したい
- 熟練者の調整形状をデジタル資産として残したい
出張3Dスキャンの主な対象
金型・治具
射出成形金型、ダイカスト金型、プレス金型、鍛造金型、ゴム金型をはじめ、入れ子、コア、スライド、検査治具など、さまざまな金型・治具を現地で計測します。大型金型や移動が難しい設備でも、その場で高密度な3Dデータを取得できるため、輸送の手間やリスクを抑えられます。取得したデータは、摩耗や変形、欠損箇所の把握、補修形状の検討、修理前後の比較、既存CADとの偏差確認などに活用できます。また、図面やCADデータが残っていない古い金型でも、現物形状からCADモデルを再構築でき、再製作、改修、保全、技術資料のデジタル保存にも役立ちます。
産業機械・設備部品
ポンプ、ファン、インペラ、ケーシング、ハウジング、ギア、カム、バルブ、配管部品、搬送装置部品など、さまざまな産業機械・設備部品を現地で計測します。大型設備や取り外しが難しい部品でも、その場で高密度な3D形状データを取得できるため、搬出や輸送の負担を抑えられます。設備停止時間や現場の作業条件を考慮しながら測定を行い、取得データは摩耗・変形・損傷箇所の確認、既存部品との比較、補修計画、交換部品の製作、図面のない部品のCAD化などに活用できます。老朽設備の保全や廃番部品の再製作、設備改修の検討にも有効です。
自動車・建設機械・輸送機器部品
エンジン周辺部品、電装部品ハウジング、ブラケット、鋳造部品、重機部品、鉄道関連部品など、さまざまな自動車・建設機械・輸送機器部品を現地で計測します。複雑な自由曲面やリブ、段差、穴形状を持つ部品でも、高密度な3Dデータとして取得できます。取得したデータは、摩耗・変形・損傷箇所の確認、設計CADとの偏差比較、補修や改良形状の検討、図面のない部品のCAD化、廃番部品の再製作などに活用できます。大型部品や移動が難しい部品も現地で対応できるため、輸送負担を抑えながら、保守・品質管理・設計改善に役立てられます。
大型製品・固定設備
搬出が難しい大型装置、据付済みの機械、製造ライン内の設備、プラント設備などを、現地の設置環境や作業条件を確認したうえで計測します。対象物を移動させる必要がないため、輸送や分解に伴う負担を抑えながら、実際の設置状態をそのまま3Dデータとして取得できます。取得データは、設備改修、部品交換、干渉確認、レイアウト検討、配管や周辺設備との位置関係の把握、図面のない設備のCAD化などに活用できます。設備停止時間や安全面にも配慮し、保全・更新計画や現場改善に役立つ形状情報を効率よく収集します。
3Dスキャン出張サービスの流れ
1. 事前確認・打ち合わせ
現地作業を円滑に進めるため、事前に対象物の写真、外形寸法、重量、材質、設置状態、測定目的、必要精度などを確認します。また、対象物を移動できるか、周囲に十分な作業スペースがあるか、振動・照明・温度など計測に影響する環境条件も重要です。CAD化、寸法検査、摩耗解析、補修、部品の再製作など、データの利用目的に応じて必要な計測範囲や精度を設定し、死角や深穴の有無も確認します。さらに、点群、メッシュ、STL、STEP、IGESなど希望する納品形式や後工程を打ち合わせ、最適なスキャナー、測定方法、作業手順を事前に計画します。
2. 現地での3Dスキャン
現地では、対象物にレーザー光やパターン光を照射し、表面形状を多数の三次元座標として高密度に取得します。ハンディ型3Dスキャナーを対象物の周囲から動かしながら測定することで、複雑な曲面や凹凸、穴周辺なども立体的にデータ化できます。光沢の強い金属面、黒色部品、透明・半透明素材などは光の反射や吸収によって測定が不安定になるため、必要に応じてマットスプレーなどの表面処理を行います。また、大型部品や特徴の少ない形状ではターゲットマーカーを配置し、位置合わせ精度を高めます。測定中は取得状況を確認しながら、死角やデータ不足がないよう複数方向からスキャンし、必要な範囲を確実に取得します。
3. データ編集・メッシュ化
現地で取得した3Dスキャンデータは、そのままではノイズや不要な点、測定方向ごとの位置ずれなどが含まれているため、専用ソフトを使って編集します。まず、周囲の設備や床面など不要なデータを削除し、複数方向から取得した点群を高精度に位置合わせします。その後、欠損部分の確認や必要に応じた穴埋めを行い、点群から三角形ポリゴンで構成されるメッシュデータへ変換します。さらに、細かなノイズの除去、平滑化、メッシュ密度の調整などを行い、形状を整えます。CADモデリング、寸法検査、偏差解析、3Dプリンティングなど、最終的な使用目的に合わせて、精度とデータ容量のバランスを考慮しながら扱いやすい形状データに仕上げます。
4. CAD化
3Dスキャンから作成したメッシュデータをもとに、必要に応じて設計や製造で扱いやすいCADデータへ再構築します。平面、円筒、穴、軸、フィレットなどの幾何形状を抽出し、複雑な自由曲面はサーフェスモデルとして作成します。用途によっては、編集や設計変更が可能なソリッドモデルへ仕上げることもできます。また、作成したCADデータと既存の設計CADやスキャンデータを重ね合わせ、寸法差、反り、変形、摩耗量などを偏差カラーマップで可視化できます。修理前後の形状比較、金型や部品の摩耗確認、補修箇所の特定、再製作のための設計データ作成にも活用できます。
納品できるデータ形式
用途に応じて、以下のような形式で納品します。
- 点群データ
- ポリゴンメッシュデータ
- STL、などの3Dプリント・CG向けデータ
- STEP、IGES、ParasolidなどのCADデータ
- 偏差解析データ・カラーマップ
※納品形式は、使用するCADソフトや解析ソフトに合わせてご相談ください。
出張3Dスキャンを活用するメリット
出張3Dスキャンは、対象物を輸送する必要がないため、大型設備や重要部品の計測に適しています。現地で実物を確認しながら計測できるため、設置状態、周辺部品との関係、干渉の可能性なども踏まえたデータ取得が可能です。
また、図面のない部品をデジタル化することで、修理・再製作・改造・品質管理に使える基礎データを残せます。属人的になりやすい現場のノウハウや調整形状をデータとして蓄積し、保全・設計・製造の効率化につなげることができます。
3Dスキャン出張サービスに関するよくある質問
大型の金型や設備でも計測できますか?
対応可能です。対象物の大きさ、設置場所、周辺スペース、表面状態を事前に確認し、適切な計測方法を提案します。
図面がない古い部品でもCAD化できますか?
可能です。3Dスキャンで現物形状を取得し、基準面や機能形状を確認しながらCADモデルとして再構築します。
光沢のある金属部品や黒い部品も測れますか?
材質や表面状態によっては、反射防止用スプレーやマーカーなどの前処理を行うことで、安定した計測が可能になる場合があります。
現場での作業時間はどのくらいですか?
対象物の大きさ、形状の複雑さ、必要精度、計測箇所数によって異なります。事前に写真や寸法情報をいただければ、おおよその作業内容をご案内できます。
現地計測からCAD化まで一貫対応
出張3Dスキャンは、単なる形状計測ではありません。取得したデータを、デジタルツインなどに活用できる形へ整えることが重要です。
大型設備・金型・工業部品の現地3Dスキャン、CAD化、偏差解析をご検討の際は、対象物の写真や用途を添えてご相談ください。
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