アイシンエィダブリュとアイシンAIが経営統合


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アイシンエィダブリュとアイシンAIは経営統合することになりました。
アイシンエィダブリュはAT(オートマチックトランスミッション)とカーナビゲーションシステムの開発・製造をしている会社です。
アイシンAIはマニュアルトランスミッションを開発・製造してきた会社です。
トランスミッションは変速機といって長年、内燃機関エンジン搭載の自動車の製品の中で活躍してきている製品です。
どちらも自動車関連の製品製造に携わるメーカー企業です。
自動車の未来の電動化のトレンドに合わせて経営統合をすることになったのではないかと考えられます。
2019年4月にアイシンエィダブリュとアイシンAIが経営統合され、アイシンエィダブリュが存続会社、アイシンAIが消滅会社として統合されることが2018年12月に発表されています。

トランスミッションの生き残りについて
現段階(2019年1月上旬現在)で発売されているEV電気自動車にはトランスミッションが搭載されていません。
ですが現段階で発売されているEV電気自動車には長距離走行や馬力など、まだまだ課題があるといった面も少な
からずあります。
トランスミッションについては今後の製品への搭載、生き残りにかけてさまざまな工夫や検討がなされていくも
のと考えられます。
HVハイブリッド自動車製品で生き残っていきながら、そのうちに電気自動車の駆動に対応した設計や製品アイデ
アが生み出されてくるのではないかと考えられます。
欧州などでは、まだまだマニュアルトランスミッションを好む自動車ユーザーの方も多くいらっしゃいます。
自動車の部品や搭載製品には乗用車としてさまざまな環境下で長く使える長年の多くのノウハウがそれぞれに蓄
積されてきていると考えられます。
そうした蓄積された部品や製品たちの知恵を、かたちは変わるとしても上手に生き残りをさせていかなければな
らないのではないかと考えます。
オートマッチックトランスミッションとマニュアルトランスミッションの専門メーカーが一緒になるということ
は自動車の製造の世界にとっては大きなニュースではないかと考えられます。
最近はクルマ関係の大きな製造メーカーが組織の変革をしています。
たとえクルマの未来が電動化によって様変わりするとしても、それでもどうしても欠かせない部品や製品の可能
性は多くあると考えられます。