アイシン精機がグループ企業経営に

アイシン・エイ・ダブリュは2021年4月にアイシン精機に統合されることが報じられました。
アイシン精機とデンソー、共同で設立された新会社ブルーイーネクサスは電動車向けの駆動ユニット、
「イーアスクル」を開発しています。
上記のことが表しているのは、アイシン精機、デンソー、ブルーイーネクサスは電動車、電気自動車の駆動ユニットを積極的に協力して開発製造していく計画であるということです。

この「イーアスクル」という駆動ユニットは、アイシン・エイ・ダブリュが得意としてきたトランスミッションの機能も持ち合わせた設計の製品のようです。
機械工学的な面で技術を持った会社が分社化して経営をしてきたという印象のアイシングループがアイシン精機として分社化した組織をまとめて、再びグループ経営をしていくとアイシン精機の社長が表明しています。
そしてCASEのものづくりに立ち向かっていくのではないかと考えられます。

CASEに対応する自動車メーカー
CASEへの対応は日本のクルマメーカーももう始まっています。
電動車対応の駆動ユニットへの挑戦は日本のクルマメーカーの良さが生き残れるか否かがかかっていると言っても良いのではないかと考えられます。
電気自動車搭載向けのトランスミッション機能込みの駆動ユニットは重要な要であると考えられます。

電動機械の新時代
筆者はクルマだけにとどまらずあらゆる電動機械が5G通信技術で進化していくと考えています。
さらには、5G通信は人間が操作する機械、IoT機械も進化させていくと見ています。
クルマだけにとらわれず、電動で動くあらゆるものづくりが活性化すると製造業の新しいチャンスが来ると考えられます。
そこにはとらわれのない様々なモノの見方・考え方が必要で、その波に乗れるか、製品を打ち出せるかが重要になってきそうです。