トヨタ、欧州・中国市場からFCV商用車を投入

トヨタ自動車は7月11日、FCV水素燃料電池車をまずトラックなど商用車で投入する計画であることを表明しました。
市場規模の小さい日本市場からの投入を避けて、市場規模の大きい欧州と中国でまず投入していく意向です。
7月11日の説明会ではトヨタ自動車は2030年に10万台を販売する計画であることも表明しました。

欧州ではロシアからの石油や天然ガスの輸入が途絶えたこともあり、再生可能エネルギーの普及や脱炭素化が加速しています。
中国ではEV化が世界最速で普及してきています。
筆者としては中国国内の大気汚染の環境問題がEVやFCV車両の普及によって改善に向かうと良いと考えます。
トヨタは独ダイムラーと提携して協力して水素燃料電池仕様の次世代トラックなどの商用車の開発をしていく模様です。
他社でEVトラックも生産されることも考えられますが、
搭載する車載電池の重量が大きくなる・充電時間がかかるなどのデメリットもあるようです。
水素は水などから電気分解で製造することも可能で地球にある豊富な資源で賄うことができます。
ただこうしたグリーン水素の製造コストは依然としてやや高く、規模の大きい製造を可能にして価格コストを低減していくことが今後の普及・実用化の課題となると考えられます。

水素燃料電池車は水素と酸素を反応させて電気を生む仕組みです。
発電時に二酸化炭素CO2を発生させません。
脱炭素化の課題をクリアするため今後各国で利用する可能性の高い技術です。
トヨタはいち早くMIRAIという乗用車の車種で水素燃料電池車を販売しています。
水素燃料電池車に水素を充填するための水素ステーションもまだ少ないですが国内にも設けられています。
トヨタが計画通り欧州や中国でFCVトラックを販売することを考えると、販売する地域・国に水素ステーションや水素製造・供給網もより必要となってくると考えられます。
米国ではインフレ抑制法の中身にグリーン水素製造に支援・補助を出すことを定めています。
米国では欧州ほどは厳しい燃料調達をめぐるエネルギー資源の問題がないとも考えられます。