トヨタが水素エンジン車の市販化を目指す

(画像、イメージ)

2022年6月上旬、トヨタが水素エンジン車の市販化を目指すと表明しました。
トヨタ自動車は今年も24時間耐久レースに水素エンジン車で参戦しています。
2021年に初参戦していて完走しています。
今年の耐久レースも無事完走したとのことです。

水素燃料エンジン
「水素燃料エンジン車は水素ガスを燃料とするため、燃料由来の二酸化炭素を発生させません。
ただし、わずかにオイルの燃焼分としての二酸化炭素などは排出します。」
(「」水素燃料エンジン Wikipediaより引用)

水素自動車の一種、水素燃料エンジン車
水素自動車は水素エンジン車と水素燃料電池車の大きく分けて2種が存在します。
ここでは水素自動車の1種である水素エンジン車について取り上げます。
「水素エンジン車とは既存のガソリンエンジンやディーゼルエンジンを改良したもので、
水素燃料エンジンで水素を直接燃焼させ運動エネルギーを得る内燃機関車のことをいいます。
地球温暖化の原因とされる二酸化炭素や大気汚染の原因となる窒素酸化物を出さない自動車として、
近年世界では電気自動車の普及が盛んですが、これらを排出しない自動車の一つとして水素自動車もあげられます。
水素エンジン仕様の自動車は既存の内燃機関の技術を使えるメリットがあります。
水素の取り扱いに関しても、すでに市販されている水素燃料電池車と共有できることから、近年普及が望まれています。
また、電気自動車が普及しはじめている現在、環境に優しく内燃機関独特の走行感も味わえる自動車として、
電気自動車とは違ったマーケットを形成できるとも言われています。」
(「」水素自動車 Wikipediaより引用)

トヨタが水素エンジン車の市販化を目指す意義は大きいと筆者も考えます。
自動車製造には既存のエンジン仕様車に搭載している数多くの部品やトランスミッションなどの機構があると指摘されています。
環境の目標に矛盾しないかたちで、そうした自動車をめぐる搭載部品や機構の存続、生き残りもかかってくると考えられます。