トヨタ自動車アマゾンのAWSとの提携拡大

8月中旬、トヨタ自動車はアマゾンのアマゾン・ウェブ・サービスAWSと提携拡大することが報じられました。
つながるクルマ、MaaSモビリティ・アズ・ア・サービスのクルマの将来を想定して、基盤づくりが先行しています。
デジタル地図の活用や、通信によるクルマの走行制御など、クルマをめぐる様々な技術や情報資源が充実してきています。

コロナ禍の時期にアマゾンは大幅増収となっています。
4000億円も従業員の方々への感染対策に費用を充てても、増収による増益を確保しています。

トヨタ自動車もコロナ禍でも堅調となっているようです。
トヨタ自動車は先にマイクロソフトとのクラウドコンピューティングで提携を公表していました。
トヨタ自動車としては仕事のパートナー企業でアマゾンのAWSを活用しているところが多くあることも鑑みた判断となっているようです。
複数のクラウドコンピューティングのサービスを活用することをマルチクラウドと呼びます。
またクルマに関連する新規の事業としては、ロボットを活用した配達の自動化、省人化業務などがあげられます。
クルマとものづくりを通して構築するスマートシティの構想としては、より具体的なサービスの中身になるような技術が国内でもようやく生まれてきています。

スマートシティなど次世代・未来の街づくりには優れた蓄電池や蓄電システムが欠かせないのではないかと筆者は考えています。
地産地消で大規模ではなく比較的小規模で、家庭ごとでなどのエネルギーの生産・活用が構築することができたらなと考えます。
エネルギーのインフラについては日本でも再生可能エネルギーの導入、普及が鍵を握っています。

通信とコンピューティングによるクルマの走行制御は無人配達ロボットなどのクルマも含めコロナ下での大事な技術分野になるのではないかと考えられます。
また、完全自動運転の自動運転車がいつ普及に至るのかこれからのクルマの技術の動向は注目です。
ものづくりとしては通信・半導体・電子部品などでどうつながるクルマに搭載されて参入できるかが大きな商機であると考えられます。