ロボットの人との協働を参考に生成AI活用について考える

(画像、イメージ)

NAND型メモリー半導体不振
NAND型フラッシュメモリー製造大手キオクシアは、
メモリー半導体の製造棟の新設計画を2023年中から2024年に変更する計画であることがわかりました。
2023年中に回復するのではと言われていた半導体市況は回復が2024年以降にずれ込むとの見方が広がっています。
2024年以降、新規需要を取り込むのは生成AI向けのデータセンターなどへのGPU、メモリー半導体への今後の投資なのではないかと考えられているようです。

日本の企業では業務に生成AIの活用が各社で考えられた使用規則や使用ルールのもと広がっているようです。
生成AIの活用は業務の効率化、業務にかかる時短などに資することが判明してきています。
人工知能、生成AIは業務の一定程度以上、
生産性の向上が期待できる技術であると考えられます。
米オープンAIのサン・アルトマン氏も生成AIの規制やルールを設けることに肯定的な意見を持っているようです。

米国では生成AIに対して批判が起きており、脚本や撮影など映画・エンターテインメント業界の人々のストライキが起こっているといいます。
「人の仕事を奪ってはならない」との危機感の表れのようです。

他方で、米アマゾンなどの取り組みを見ると、アマゾンは業務の全自動化を目指しているのではないといいます。
働く人と協働でき得るロボットの開発と実装を目指しているようです。
そのために必要な開発や運営の仕事はむしろロボット導入以前よりも、人の必要になる仕事・職種は格段に増えてきているといいます。
これは生成AI活用においても今後そういう流れになる可能性もあるかもしれません。
生成AIにおいてもツールとして扱う人の資質やチームの規則や使用ルールの適正さが重要なのではないかということも考えさせられます。

米アマゾンの仕事の作り方のように、人との協働を豊かにする形でのロボットを開発・活用していることなどを参考にしたいものです。
人の仕事を奪わない形で、むしろ仕事・職種が豊かになっていくアイデア・発想が求められてくる面もあるのかもしれないと筆者は感じます。