中国上海でバッテリーEVのモーターショー展示

2025年4月下旬、中国の上海モーターショー2025で、
各社のバッテリーEVの製品が展示され報じられています。
ホンダの展示EVは中国企業製のAI、DeepSeekを搭載した製品でした。
トヨタ自動車もバッテリーEVの新車種を発表しています。
日本のクルマメーカーも中国市場では中国企業製のAIを搭載したソフトウェア定義車両、
SDV(ソフトウェア・ディファインド・ビークル)の開発・製造に取り組んでいく模様です。
中国の最大のクルマメーカーBYDも5分間の急速充電で400km走行可能である新しいEV製品を発表しました。

中国は、再生可能エネルギー、太陽光発電パネルなどの製造・普及で他国企業を圧倒しています。
世界の太陽光パネルのうち過半以上を中国のメーカーが占めているといいます。
事実上製造規模と価格競争力で中国は他国企業を圧倒しています。
中国では太陽光発電設備・パネル・関連製品の普及が加速し、
比較的安価な再生可能エネルギーを賄えるようになっているといいます。
BYDがバッテリーEVの製造・販売で世界の中でも先行してきており、
中国市場は世界で最もバッテリーEVの販売の環境が整ってきている感も出てきています。

他にも、中国では人型ロボットによるマラソン大会が開催され話題を呼んでいます。
最先端半導体は台湾、先端半導体の設計は米国の大手メーカーが先行しているものの、
長年ものづくりの製造現場を担ってきた中国も優れた技術力を持っています。
日本でもAI×ロボットの製造・開発がAIのものづくりへの活用法として注目技術分野の一つとなっているといいます。

AI・AI先端半導体の自国・自地域での生産が今後の経済の安全保障・供給網の対策として
より重要視されていく流れもあると考えられます。
米国と中国は2025年4月現在、互いに100%超の関税をかけあっている状況ですが、
AIやAIロボット、自動運転車・バッテリーEVなどの次世代車などの開発は、
地産地消のかたちになっても進んでいくのではないかとも感じられます。
ただ今後も米中の関税の様子を慎重に注視していく必要もあるとも考えられます。