介護ロボットの可能性2(人型コミュニケーションロボット)

人型ロボットとは、「外見や動作を人間に似せたロボットの総称。二足歩行ロボットなど。近年、AI(人工知能)の急速な進歩により、人と会話したり相手の表情から感情を読み取ったりする機能を持つ人型コミュニケーションロボットが開発されている。」

現在、言葉を話せる人型コミュニケーションロボットの導入が高齢者福祉施設や病院で徐々に増えてきています。なぜ導入が検討され始めたのか、それは、要介護高齢者の増加に伴い、介護スタッフの人手不足が原因と考えられます。人手不足のため介護現場は、衣食住など日常生活援助に重点が置かれ、コミュニケーションは疎かに成りがちです。高齢者は他者との関わりが苦手な人が多く、孤独に成りがちです。その事が運動不足や自閉の原因となり認知症へ繋がって行きます。コミュニケーション不足を補うため人型コミュニケーションロボットの導入に繋がりました。今後、人に変わってロボットが話し相手となる時代になるかもしれません。高度のAI(人工知能)を搭載した人型コミュニケーションロボットが開発され、話す相手の名前や顔を認識して会話が出来るようになり、言葉の内容に関連ある語句や話題を自発的に選択し広げていき会話すればするほど行動や思考などが蓄積され理解が深まっていきます。歩行能力があることで、散歩中、リハビリ中でも付き添って話をすることが出来ます。リハビリ、レクリエーションでは、、内容を記憶させることでその人に適したリハビリ、レクリエーションを行うことが出来、運動不足解消、自閉傾向改善に役立ち認知症予防に効果が期待されます。

夜間自立型巡回のロボットが開発されました。夜間介護現場は、少人数で業務に追われるため精神的負担が大きくなります。巡回見守り、異常時駆け付け、情報通知を行う自動駆け付け介護ロボットが高齢者が付けたバイタルセンサーと連動して、施設内を巡回してセンサーからの指示で部屋に駆け付け映像をスタッフに伝えたり、夜間徘徊や転倒などを確認すると顔を認識して声を掛けることもできます。介護スタッフの精神面、業務の負担軽減と高齢者の安心、安全を目的としています。

深刻な問題となりつつある高齢化問題、孤立化して相談相手もいない独居老人が増えてきています。今後一人暮らしの高齢者にとって、話し相手となるコミュニケーションロボットは重要な役割を持ちます。ロボットとの会話も単に話を聞き答えるだけではなく、その場の雰囲気、相手の感情、表情を察して瞬時に話すであろう言葉を予想する技術も必要となります。会話をすることは心の癒しにも繋がります。介護予防の関連からもロボットは必要です。介護予防とは、意識的に体や脳に刺激を与えることで心と体を活性化させ健康寿命を延ばそうという試みです。今後、自立型の人型コミュニケーションロボットの開発はどんどん進歩していきます。質の高い生活を送るためにも人型コミュニケーションロボットは、役立つと考えられます。