厳しい2023年の半導体市況

厳しい半導体市場
TSMCは7月20日、2023年の4~6月期の純利益が前年同期比23.3%減であることを発表しました。
売上高も前年同期比10%減になっています。
TSMCとは台湾の半導体受託製造世界最大手で、台湾積体電路製造という企業のことです。
TSMCは米AppleやAMDアドバンストマイクロデバイセズ、エヌビディアなどの主要なCPU、GPU等の半導体製造を受託し生産しています。
TSMCの業績はスマホやパソコンなどの市況を映すと考えられます。

半導体市況は想定以上に厳しいようです。
半導体市場の回復は来年春以降になる可能性があります。
スマホとPCに搭載する半導体の不況であるようです。
2023年7月下旬執筆現在、パソコン市況の回復は来年以降になると言われています。

ただ生成AI向けデータセンターなどへの投資は来年以降に堅調になる予想があるようです。
生成AIにはエヌビディア製のGPUが大量に必要になっているといいます。
生成AIブームのきっかけとなった米オープンAIのChatGPTの開発にも大量のエヌビディア製のGPUが使われているといいます。
生成AIで活用されているエヌビディアのGPUもエヌビディアが設計して、製造はTSMCが担ってきています。
この生成AIのブームの力でパソコン市況も改善に向かうと良いと考えます。

米マイクロソフトは7月18日、
マイクロソフト365のサブスクリプションサービスで月30ドル(日本円で約4200円)で、
追加でワードやエクセルなどのオフィスソフトの人工知能AIによる支援機能の提供を開始することを発表しました。
米オープンAIの技術をマイクロソフトの自社ソフトやクラウドサービスへ採用していくようです。
ただ生成AIを巡っては規制やルールの整備がそれぞれの国や地域で始まっています。
米国ではホワイトハウスで生成AIテック主要7社と話し合いをして生成AIを利用した場合それを明記することがルール化される模様です。
日本でも日本での独自の大規模言語モデルの生成AI開発が民間企業で始まっています。