日本で韓国への輸出規制の対象となった3品目について

フッ化水素
「フッ化水素とは水素とフッ素とからなる無機化合物で、分子式がHFと表される無色の気体または液体です。
水溶液はフッ化水素酸と呼ばれ、フッ酸とも俗称されます。
毒物及び劇物取締法の医薬用外毒物に指定されています。
集積回路やディスプレイ製造過程における洗浄剤としても使用され、現在のハイテク産業を支える重要な物質です。
世界の生産量の80%を日本が占めているといわれています。」
(「」フッ化水素 Wikipediaより引用)

レジスト(感光材)
「レジストとは主に工業用途で使用される、物理的、化学的処理に対する保護膜、
及びその形成に使用される物質です。諸般の製造過程で、サンドブラスト、イオン注入、エッジングなどの処理を施す際に、
被処理物表面の一部を樹脂などで保護し、処理をしたあとに保護膜を剥離することで、
被処理物の所望の部分のみを処理することができます。
この手法に使われる保護膜をレジストといいます。」
(「」レジスト Wikipediaより引用)

フッ化ポリイミド
「フッ化ポリイミドはポリイミドに透明性や低誘電率を与えられるといわれています。
ポリイミドは工業的用途としてはフィルムとして用いるケース、コーティング剤として用いる場合、
多層プリント配線板の絶縁層に用いる場合などが挙げられます。
航空宇宙分野で活躍がなされている物質のようです。」
(「」ポリイミド Wikipediaより引用)

筆者は上記の3品目について取り上げてみました。
2019年7月上旬執筆現在にメディアで大きく報じられ注目されている工業用途の物質であることは確かのようです。

半導体の繁栄は2018年以降、数々の外交や貿易の問題に直面して数多くの影響を受けています。
もっと進んでいたかもしれないものづくりの世界を考えると、残念です。
半導体のプロセスルールの微細化は7nm、5nmで開発が最先端で進んでいるといいます。
3nmの開発に挑戦しているメーカーもあるといいます。
微細化と積層構造化で進化を続けている半導体の分野も、スマホも進化が停滞せずに無事うまく進むことを願っている次第です。
大きな流れとしてはもう一方で、東南アジアにものづくりの生産・製造拠点が移管されることは間違いなさそうです。
ものづくりの地政学は今変貌の真っ最中、激流の中にあります。
国に関係なく、安心・安全で健全にものづくりが前進することを期待しています。