送風機ケーシング
送風機ケーシングの3dスキャン
実物から設計上のポイントデータ取得
✅ 送風機ケーシングとは
送風機のケーシング(Casing)は、送風機の内部で発生する空気の流れを制御し、効率的に風を送り出すための外装・筐体部分を指します。簡単に言えば、羽根車(インペラー)を包むカバーです。
🏗️ 主な役割
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空気の流れをガイドする
→ 羽根車で発生した風を効率よく出口(吐出口)に導く -
圧力の損失を抑える
→ 無駄な渦流や逆流を防ぎ、性能を維持 -
騒音の抑制
→ 内部音が外に漏れるのを防ぐ -
保護機能
→ 羽根車や内部構造を外部の衝撃や異物侵入から守る
🏭 種類(形状)
送風機のケーシングは、送風機の種類や用途によって形状が異なります。
代表的なのは以下のような形です:
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渦巻ケーシング(スクロールケーシング)
→ 渦巻き状で、遠心力で空気を外周に押し出す構造 -
直線ケーシング
→ 軸流ファンなどで用いられる、直線的なダクト形状
📐 材質
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一般的:鋼板、ステンレス
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特殊用途:アルミ、FRP(耐食性が求められる場合)
🔧 設計上のポイント
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流体抵抗をいかに減らすか
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振動や共振を抑える構造か
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点検・清掃しやすい構造か
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