2030年前後でEV次代を迎えるために
日本の自動車メーカーの提携体制
日本の自動車メーカーは自動車製品の電動化を前に提携体制が新しくなってきています。
トヨタはスズキ、マツダ、ダイハツ、スバルと提携関係にあります。
また、2024年7月末、三菱自動車が新たにホンダ・日産とEV生産・開発で提携をすることが報じられています。
日本のクルマメーカーは今のところ再評価されているハイブリッド仕様車の新車販売の好業績を、
次世代のEV開発の原資としてうまく生産・開発事業のシフトチェンジができるかが注目されます。
EVの2023年の世界シェアは米テスラや中国BYDがともに10%台後半を占めていると言われています。
またテスラはEV開発投資に巨額の資金を投じています。
テスラやBYDがEVの世界販売で先行するかたちとなっているようです。
トヨタ自動車は米テスラが採用している車体の成型手法であるギガキャストを採用することも表明しています。
まだまだEVの今後・将来はどうなるのかは不明です。
車載OSや電池の性能や新仕様など、製品開発の転換点となる可能性のある技術は今後も生まれると考えられます。
2030年代後半には新車販売に占めるEVのシェアが半分を超えると予測されています。
トヨタ自動車は直近の目標として、2026年までにEVを新車種10種を発売し、
年間販売台数を100万台を達成させるという目標を掲げています。
また、トヨタ自動車は中期的な目標として、2030年までにEVの新車の世界販売で年間350万台を目指すとしています。
筆者としては高級車路線と手ごろな価格の路線の両方をとるかたちで新車種を開発・発売してほしいと考えます。
バッテリーEVは搭載する電池の重量が重いという面があります。
また、リセールバリューなどEVを使用する上で中・長期的な課題等も克服してほしいと考えます。
他にも、重量のある車載電池をEVユーザーが暮らす自宅でも電気の融通もできる機能も開拓されていけば良いと考えます。
当然通常の充電器での充電だけではなく、太陽光パネル(太陽電池)など再生可能エネルギーを活用した充電機能なども期待されると考えます。
未来のEVには先端半導体も搭載されていくことなども見込まれており、
EV量産・普及に伴う経済的なチャンスも自ずと見込まれていくとも考えられます。