織機の基本構造
織機の部品の3dスキャン
手作り部品の現物から3次元データ作成
織機は、経糸と緯糸を交差させて布を織る機械です。以下は、一般的な織機(特にシャトル織機)の基本的な仕組み。
🔧 織機の基本構造と動作の流れ
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経糸(たていと)の準備
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多数の縦糸を機械に張ります。
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経糸はビームと呼ばれる大きなドラムから送り出されます。
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綜絖(そうこう)による開口
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綜絖枠(そうこうわく)が上下に動き、経糸の一部を持ち上げたり下げたりして、隙間(開口)を作ります。
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この隙間に緯糸が通ることになります。
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緯糸(よこいと)の挿入
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シャトル(杼/ひ)やエアジェット、レピアなどの手段で、緯糸が開口部を通って横方向に打ち込まれます。
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拍子(ビート)
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打ち込み装置(レードまたはバット)が緯糸を前方に押し出し、布をしっかり織り込みます。
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織り上がった布の巻き取り
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完成した布は巻き取りローラーに巻き取られていきます。
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✨ 主な種類の織機
織機の種類 | 特徴 |
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シャトル織機 | 昔ながらの方式。音が大きく、速度は遅め。丈夫な布が作れる。 |
シャトルレス織機 | 現代の主流。エアジェット、ウォータージェット、レピアなどがある。高速・低騒音。 |
🔍 補足
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ジャカード織機:複雑な模様の織りに対応する高機能機。経糸一本一本の制御が可能。
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レピア織機:高精度で高速な織りが可能。複雑な緯糸のパターンにも対応。
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