CES 2019について


(画像、ラスベガスの夜景)

アメリカ・ネバダ州、ラスベガスでCES(コンシューマーエレクトロニクスショー)2019が2019年1月8日から11日まで開催されました。

クルマについて
注目を集めたのは新しい未来のクルマの展示でした。
クルマの老舗メーカーだけでなく、パナソニックなども新しい概念のクルマを展示し開発をアピールしていました。
パナソニックはパナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステム社という会社がグーグルとクアルコムと協業しています。展示された製品はグーグルのAndroid Pを搭載したものでした。

トヨタ自動車は自動運転技術、高度安全運転支援技術「ガーディアン」を発表しました。
製品としては、TPI-P4という新型の自動運転実験車をも展示していました。
プレゼンテーションに登場したのはトヨタリサーチインスティテュートCEOのギル・プラット氏でした。
トヨタはCES2019の前に2019年秋以降のレクサスの新型車に4G LTE通信機能を搭載することを発表しています。
コネクテッド化へ向かう方針には変わりないようです。
去年のCESのトヨタの発表よりも今年のCES2019の発表のほうが、普通自動車の自動運転への具体的な開発の進行状況を示す内容となっていると感じられました。
車については機械工学的な技術のノウハウや財産とも言える部品や製品があり、それの上に新しいクルマが開発・生産されていくことも大事ではないかと筆者は考えています。

インテル
インテルはCES2019で、2019年後半に5Gモデムを、プロセッサの次世代技術として10nmプロセスルールのプロセッサを製造していく計画であることを発表しました。

クアルコム
クアルコムの展示は次世代通信の5G通信端末の展示がされ、話題となっていました。

改めて考えたこと
アップルのiPhoneは2018年後半にリリースしたiPhoneXS、iPhoneXS Max、iPhoneXRの生産計画を下方修正することが2019年1月に報じられました。このiPhone新機種3種は7nmのプロセスルールで製造されたチップでできています。
クアルコムも7nmのプロセスルールのプロセッサを設計、受託生産メーカーに生産実現させています。
中国のスマホメーカーでも7nmのプロセスルールのスマホ開発が進んでおり、テクノロジーの進化は着実に進行している模様です。