ZEHネット・ゼロ・エネルギー・ハウスについて

ZEHとはnet Zero Energy Houseネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略語です。
ZEHは、資源エネルギー庁によると「エネルギー収支をゼロ以下にする家」という意味になるといいます。
また、家庭で使用するエネルギーと、太陽光発電などで創るエネルギーとを年間を通して消費する量を正味ゼロ以下にする家ということになるといいます。
日本国内での太陽光パネルの製造、普及は2010年代前半から流行りました。
政府の政策である再生可能エネルギーのFITとも呼ばれる固定価格買取制度がそれを後押ししました。
経済産業省では今後2030年をめどに引き続きZEHの普及を目指した各種の政策に取り組んでいるといいます。
資源エネルギー庁によると、2020年のハウスメーカーが新築する注文戸建住宅において約56%がZEHとなっているようです。

ZEHをめぐる政府の目標について
資源エネルギー庁によると、
日本政府は、2021年10月に閣議決定された第6次エネルギー基本計画における、
「2030年度以降新築される住宅について、ZEH基準の水準の省エネルギー性能の確保を目指す」、
「2030年において新築戸建住宅の6割に太陽光発電設備が設置されることを目指す」
という政府目標の達成に向けて、ZEHの普及に向けた取り組みを行っていくこととなっています。

ZEH推進は民間・家庭向けでの再生可能エネルギー活用・普及の契機であるとも考えられます。
電力供給を燃料に大きく依存している日本国内のエネルギー事業の現実を見ると、
政府の継続的なZEH推進・支援の政策はより身近な住まいの環境対策であるのかもしれません。

また、太陽光パネルの開発は現在、より様々な形状で採用ができると期待されている、
「ペロブスカイト太陽電池」が注目されています。
ペロブスカイト太陽電池は、大規模なビルだけではなく、民間・家庭向けの住宅にも採用される可能性もあると考えられます。
太陽光パネルは最も身近な再生可能エネルギーを生む製品の1つであると考えられます。