CAD交換フォーマットIGES形式

IGES(Initial Graphics Exchange 仕様)は、CAD(Computer-Aided Design)データを異なるソフトウェア間で交換するために使用されるファイル形式の一つです。IGES は元々 1979 年に米国政府の支援を受けて開発IGES の主な目的は、CAD データを維持しながら、異なる CAD システム間でデータを簡単に移動できるようにすることです。

汎用中間ファイル

IGES 形式の特性と許容は以下の通りです:

  1. バージョン: IGES はいくつかのバージョンが存在し、時折更新されているため、データの互換性を確保するために適切なバージョンを使用することが重要です。
  2. データの種類: IGES は幅広いデータタイプをサポートしており、3D モデルだけでなく、2D 図面や曲線などの情報も交換できます。
  3. データ構造: IGES ファイルは ASCII フォーマット形式でデータを保持しています。これにより、テキストエディタを使用して IGES ファイルを開くことができます(ただし、通常は CAD ソフトウェアを使用して開いている方が適しています)ます)。
  4. 産業標準: IGESは長い間産業標準として認識されており、多くのCADパッケージでサポートされています。
  5. 代替フォーマット: IGES は他のフォーマット、例えば STEP や STL などのデータ交換フォーマットに置き換えられます。これらの新しいフォーマットは、IGES よりも高度なデータ交換機能を提供することができます。

注意すべき点としては、IGESフォーマットにはいくつかの制限があり、特定の情報(例えば、カラー情報やCADシステム固有の情報)が失われる可能性があります。また、新しいCAD技術の進歩により、IGESは徐々に時代遅れになってきており、より先進的な交換形式に置き換えられつつあります。


CAD交換フォーマットとは、異なるCADソフト間で3D形状・2D図面・設計データを受け渡すための中間ファイル形式です。

例:SolidWorks、CATIA、NX、Inventor、AutoCADなど、別ソフト同士でデータを開くために使います。

主なCAD交換フォーマット

形式 特徴 主な用途
STEP(.step / .stp) 3Dソリッド・サーフェス形状の受け渡しに強い 機械部品、金型、製造業で最も一般的
IGES(.igs / .iges) 古くからある形式。サーフェス中心 曲面データ、古いCADとの互換
Parasolid(.x_t / .x_b) 形状精度が高く、ソリッドに強い NX、SolidWorks系の受け渡し
STL(.stl) 三角ポリゴンメッシュ形式。設計履歴なし 3Dプリント、3Dスキャン、外形確認
DXF(.dxf) 2D図面・輪郭線の交換に強い レーザー加工、板金、2D CAD
DWG(.dwg) AutoCAD標準形式 2D図面、建築・機械図面
OBJ(.obj) メッシュ+色・テクスチャ情報に対応 CG、3Dスキャン、可視化
JT(.jt) 軽量3Dデータ。大規模アセンブリ向き 自動車・航空・設計レビュー

製造業でよく使う形式

3D CADの受け渡しなら STEP が最も無難です。
ソリッド形状、サーフェス形状、アセンブリ情報を比較的安定して交換できます。

3Dスキャンやリバースエンジニアリングでは STL / OBJ がよく使われます。
ただし、STLは「三角形の面の集まり」なので、CADのような寸法・履歴・設計意図は含みません。

注意点

CAD交換フォーマットを使っても、完全に同じ状態で開けるとは限りません。
特に、フィレット、微小面、曲面のつなぎ目、トレランス差により、面抜け・隙間・ソリッド化失敗が起きることがあります。

まとめ文

CAD交換フォーマットは、異なるCADソフト間で設計データを共有するための共通形式です。STEPやIGES、Parasolid、STLなどがあり、用途に応じて使い分けます。製造用CADデータにはSTEP、3Dスキャンや3DプリントにはSTLがよく使われます。


 

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